作文コンテスト【優秀賞】

木ノ下ファイターズ 秋元 淳輝 君

ダイドードリンコ賞(ダイドードリンコ株式会社)

全国大会で学んだこと
七回裏ツーアウト。チームの最後のバッターとして、ぼくは打席に立った。緊張で胸がどきどきした。
「ちょっと振りが遅れてるぞ。もっとpointを前にして打て。」
監督からいわれたことをしっかりと頭に入れて、きたボールを思いっきり打った。
チームのみんなが応援してくれている。チームの期待にこたえたい。絶対にヒットを打って、次のバッターにつなげるんだ。
しかし、結果はセンターフライ。ゲームセット。徳島のチームに三対0で負けてしまった。くやしかった。すごくくやしかった。
木ノ下ファイターズの仲間には、遠い所から来ている人もいた。最初はすぐには仲良くはなれなかった。けれど、合宿の時は楽しかった。夏休みには、僕の家に毎日泊まって一緒に練習しながらがんばったこともあった。思い返せば、いろいろなことがあった。この仲間と、まだ一緒に野球がやりたい。このチームだったら、決勝に行くのも夢じゃない。本当にそう思っていた。しかし、ぼくはエラーをし、最後の打席でも打てなかったのだ。
負けた原因は何だろう。やはり、普段の練習で監督や親が来ない時に、適当にやっていたる時があったからだと思った。日頃の練習をきちんとやっていなかったから負けたんだと後悔した。他のみんなもくやしそうだった。そんな落ち込むぼくたちに、監督が言った。
「この経験を生かして中学校でもがんばれ。」
ぼくは、野球を通してたくさんのことを学んだ。普段の練習から全力でがんばることの大切さ。そして仲間とのきずな。
神宮球場のグランドから見たあの光景をぼくは絶対に忘れない。そして中学校でも野球を続け、仲間とまた一緒に全国へ行くぞと、心に決めた。
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