作文コンテスト【優秀賞】

真栄ボーイズ 水澤 海生 君

ベルメゾン賞(株式会社千趣会)

待ってました全国大会
僕はポップアスリート大会に出発する飛行機の中で、とてもわくわくしていました。北海道から東京に行くということで、この日をずっと楽しみにしていたからです。
開会式には、プロ野球選手のアレックス・ラミレスさんがゲストで来ていました。僕はうれしくて、写真をとらせてもらいました。
僕達は、愛知県の六田ファイターズと対戦しました。僕はスタメンではなかったけど、六回の表に守備交代でライトを守りました。北海道クライマックス大会、七回ノーアウト満塁の時より、さらにきんちょうしました。七回の表、相手チームに右中間へするどい打球を打たれましたが、何とかスリーベースヒットで止めることができました。得点は入ってしまったけど、僕はあきらめませんでした。七回の裏最終回、ワンアウト一、二塁で僕の打席がまわってきました。チームメイトに「一・二塁間に転がせ!」と言われたので、僕はサケが河口から上流に向かって川上りするみたいに、精一杯がんばりました。
ファールで何球かねばった後に、真ん中低めの球を流し打ちして、うまく一、二塁間に打つことができました。とてもうれしかったです。でも、試合は四対二で負けてしまいました。今まで野球を続けてきた中で一番くやしくて、涙が出ました。
次の日は、神宮球場で写真さつえいやキャッチボール、六田ファイターズの応援をしました。神宮球場はとても広く、土や芝、スタンドが今まで見たことがないような色をしていました。僕は仕事でこれなかったお父さんに見せてあげたかったなと思いました。
東京で試合をしたこと、ウェルカムパーティで阪神の大和選手に会えたこと、選手カードを交かんして他のチームの選手と仲良くなれたこと、今回の大会の全てが、僕の少年野球人生の中で一番の思い出になりました。
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